新春の宇倍神社で「新春参拝奉吟」を行う 編集部
吟道翔風流日本吟翔会は、新型コロナウイルス感染防止の為、今年も今までの一月二日ではなく、密集を避け、七日に因幡国一の宮、宇倍神社に参拝し、境内にて宮司の祝詞奏上、お祓いの後、心新たに朗々と奉納吟詠を行った。
宇倍神社での新年の神前奉吟は、昭和三十五年の初代宗家佐藤翔風の時代から毎年続けて行って来ており、今年は六十三周年の行事となり、新春の吟翔会の重要な継承の伝統行事の一つとなっている。
今年の奉納吟題は、佐藤宗家による大伴家持作の和歌「新たしき」、石川丈山作「富士山」を、佐藤宗家、春菜翔桂総師範、会員ら二十七名が稀な師走から初春にかけて続き、雪が全くない弱い寒波の天気模様下、神殿で力強く神前奉納合吟を行わせて頂いた。
宇倍神社金田宮司より、みずのと卯年の今年は、十二支の四つ目の年に当たり、”明日へ跳ねる、頑張ろう日本、そして、鳥取県、因幡国一の宮、日本吟翔会にとって、内にこもる力強い人々の力、深い絆の下で、わざわいが無く、幸多く、そして、技、心を磨き輝き、伝統芸術が光を頂ける、良き年で有りますように”との開運招福への祝詞のご発声がなされ、御神礼を全員が賜りました。
多くの師範、支部、会員の皆様に参加して頂き、会として大きな正月の行事を終えられたことを感謝しています。