令和5年度「漢詩碑顕彰祭」
第十二回漢詩碑顕彰祭を終えて 遷喬支部 中島瞭風
令和五年十月十五日(日曜日)、第十二目漢詩碑顕彰祭を無事開催することができました。さて、漢詩碑顕彰祭は毎年、古川緩家公の命日十月二十五日に真教寺で行われる年忌法要と連携して行われるはずではと皆さんが思われたと思います。今回は、真教寺さんが後述のとおりイベントを企画され、その関係で十月十五日は年忌法要が行われたことにより、顕彰祭も同日開催としたもの
です。
今回は鳥取蓬場、大山、河原、八上、遷喬、倉田の六支部の担当年でした。河原の谷本さんには体調を考慮して参加を見合わせていただきましたが、五支都十五各が参加し、宗家、春薬先生はもとより、師範の先生方などのご臨席を仰ぎ、総勢二十二名で実施しました。
天気予報は午前も午後も雨が降るということでしたが、大きく外れて、多少僕はあるものの青空の広がるいい天気となり、予定どおり行事が進行できました。
まず、十二時ごろ、漢詩碑前で記念写真と久松山懐古の合吟。その後、真教寺へ移動し.一時からの四百四十三年忌法要に参列し、再び久松山懐書を合吟しました。続いて、音楽プロデューサー片山創氏が経家公の遺徳を偲んで自ら作詞した楽曲「曲久山」を自ら歌い上げ、多くの聴衆に感動を与えました。この歌の最後に真教寺が登場します.真教寺の過去帳によれば、経家公は当時、久松山下、長田神社付近にあった真教寺で白刃したとされているそうです。
そして若干の体憩の後、第二部として鳥取県中部出身の女性デュオPaix2(ベペ)のライプコンサート。ご存知の方も多いと思いますが、ベペは鳥取刑務所を皮切りに全国の矯正施設を訪間し五〇〇回以上のコンサートを行ってきたそうです。その功績により、昨年内閣総理大種表彰を受賞し、園遊会にも招待されたとのこと。この日も、漫才を見ているかのような二人の掛け合いが面白く、また歌も心に泌みる歌、愉快な歌で楽しい時間があつという間に終ゎりました。ちなみに先に登場された片山氏はペベのコンサート活動にスタツフとして長年関わってこられたそうです。
この日は天気も良く、顕彰祭、法要、そしてコンサートと充実した一日を過ごしました。参加、協力いただいた皆様に感謝申し上げます。また、末筆なが漢詩碑付近の清掃作業をご夫婦で自主的に行っていただいた倉田支部の竹内支部長に特に感謝申し上げます。