令和五年度 定期総会並びに「新春雅詠の集い」開催される

恒例の令和五年度定期総会並びに「新春雅詠の集い」を一月十五日(日)の午前に鳥取市末広温泉、白兎会館「飛翔の間」において席間隔を広く取って、検温、手指消毒等の新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、マスク着用、密集を避け、今年は全会員対象に声掛けの下、約九十四名出席の中、無事に開催することが出来ました。

*初代宗家並びに物故会員に対する黙祷

*先ず総会は、岡本副会長の進行で、式次第日程により、さくら支部、清水賢彰氏を議長に選任し、令和四年度事業・決算報告を提案、承認され、続いて、令和五年度事業・予算が提案されました。主な事業としては、宇倍神社新春参拝奉吟、新年雅詠の集い、春季吟詠発表大会、支部周年記念発表大会、漢詩碑顕彰祭、昇級・昇段審査会、等の開催、この他、全国、中国地区、県内各地域での宗家、会員の吟詠発表活動、支部活動を含め、会員増強を含む、更なる会活動強化が承認されました。他に、師範部研修、婦人部・青年部活動、会報「吟翔六十号」の発刊等の吟詠活動への取り組みも再確認され、会員一同で取組む計画と致しました。

そして、令和七年度が吟道翔風流七十周年に当たり、令和五年七月頃、実行委員会を組織し準備検討に入ることも承認されました。

役員改選では、佐藤会長を再任し、副会長は春菜翔桂ら、常任理事、理事、監事など総役員六十一名を選任し、佐藤会長、新副会長一名が役員を代表し、会員各位の事業の取組協力へのご依頼の挨拶が行われました。

続いての免許状授与式は、春菜副会長の進行で、令和四年度取得(一)級位免許状授与 十二名(二)段位免許状授与 三十九名(三)雅号授与(彰号二名・風号二名)(四)師範免許状授与(七名)・支部師範代 石井翔快、準師範 田中翔暢、平尾翔瓔、村尾翔葵・師範 山宮翔愛、岡本翔星、山本翔将

免許状受賞者は、級位・段位毎、全員が登壇し、彰号、風号も佐藤宗家から授与されました。

師範免許状授与者につきましても、壇上にて、佐藤宗家から一人一人に授与されました。

吟詠始めは、伊井野副会長の進行で、一、信条 伊井野副会長 先導 ニ、日本吟翔会之歌(山陰鳥取)初代佐藤翔風作 先導 春菜翔桂総師範 会員合吟 三、吟詠始め「歳旦を祝す」伊藤大康作 佐藤宗家指導 四、宗家挨拶 五、来賓祝辞(柴山先生からの祝意メッセージ)六、新春剣詩舞披露 松口月城作「松竹梅」吟士 佐藤翔樹師範代 舞士 早渕流剣詩舞道 平尾鯉鶴翔先生 七、閉会の辞 執行部

佐藤翔風宗家の挨拶

初代宗家の座右の銘「吟を以って道と為す」を継承し、高雅な翔風流の吟詩道の更なる努力を続け、伝統文化を次に伝えたい、として、吟詠初めに当たり、新春を寿ぎ万葉集最後の歌、大伴家持作 「新たしき」をテープで流されました。

新春に当たり新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、会員が集まれず、発表の機会も減少しているが、伝統を絶やさないため、吟翔会の吟友が支え合う心、助け合う心で大きな課題,難局に仲間と共に頑張りたい、と今年の思いが述べられました。会員一同、精神文化、日本の心を詠う吟詠への精進を自覚致しました。そして、会を長年引っ張って来られた、猪股先生、吉井先生のご逝去も伝えられました。